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プロダクトストーリー

Empowered Women, Exceptional Coffee: ルワンダ ウィメンズ コーヒー TUK

ルワンダの首都・キガリから3時間ほどのカヨンザ群に拠点を置くTUK。所属する163名のうち157名が女性の農家で構成されるTUKは、2011年に発足された比較的新しいコーヒーの生産者グループです。

3月7日にリリースしたシングルオリジンコーヒー Rwanda Women’s Coffee TUK(ルワンダ ウィメンズ コーヒー TUK)は、世界各地のオールプレス拠点で同時に展開しているRwandan Women’s Coffee Series(ルワンダ ウィメンズ コーヒー シリーズ)の3種類のうちのひとつです。

TUK(Koperative Twongere Umusaruro)という名前はルワンダのコーヒー生産者グループから取られ、キニアルワンダ語で「たくさん収穫できますように」という意味が込められています。

2011年から運営が始まったTUKは、現在163名の農家で構成され、そのうち157名が女性です。凄惨な過去を持つルワンダで、彼女たちは数々の壁を乗り越えながらコーヒーを生産し、子どもを育て、地域のインフラにも投資してコミュニティを支えています。

TUK's Empowered Women

今回、私たちはオールプレスとTUKをつなげてくれた海ノ向こうコーヒーの協力のもと、TUKに所属する生産者の一人であるマデレイン・バタムリーザさんに、ルワンダでの女性としての挑戦や未来への展望についてインタビューを行いました。

マデレインさん、自己紹介をお願いします。

私の名前はマデレイン・バタムリーザです。現在45歳で、ルワンダの東部州、カヨンザ郡のルカタセクターというところで暮らしています。7人家族で、コーヒー栽培と牛の飼育を行いながら生計を立てています。

あなたやあなたの住む地域にとって、コーヒーとはどんな存在ですか?

コーヒーは、国にとって外貨を獲得するための換金作物であると同時に、私たちにとっては家族の生活に恵みを与えてくれるものです。コーヒーを栽培することで得られる収入のおかげで、健康保険の支払いや子どもたちの学費、Ejo Heza(エジョ ヘーザ:キニアルワンダ語で「良い明日、良い未来」という意味)という貯金制度の活用、そして金融機関との取引も行うことができています。

また、コーヒーは私の周りの人々やコミュニティにとっても欠かせないものです。栽培方法をみんなに教えることで、彼らの生活に必要なお金を稼ぐ手助けにもなっています。

コーヒーにまつわる思い出はたくさんあります。例えば、コーヒーが種から一杯のカップになるまでの過程を学んだことで、今では道具を使って近所の人たちと一緒にコーヒーを楽しむようになりました。エチオピアを訪問して参加したコーヒーの栽培研修でも、とても有意義な時間を過ごすことができました。

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これまでに経験した困難なことは?それをどのように乗り越えてきましたか?

コーヒーの栽培を始める前の貧困に苦しんでいた生活は、私にとってもっとも辛い経験です。ですが、コーヒーを育ててお金を稼ぐようになってからは生活も安定しました。

あなたが生産するコーヒーについて教えてください。

私が作るコーヒーの特徴は、女性である私自身が栽培し、最高の品質を保つために最適な農法を取り入れながら、丁寧に育てているということです。また、コーヒーが農園から市場に出るまでの過程を一貫して管理している点も、他のコーヒーと違う部分だと思います。

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TUKのメンバーになったことで、あなたの人生はどう変わりましたか?

TUKに加入したことで、私の生活は大きく変わりました。他のメンバーと出会い、彼女たちとアイデアを共有することで、お互いの家族の生活の向上にもつながっていると感じています。今では立派な家に住めるようになり、子どもたちの学費を支払いながら、プロのコーヒー農家としての誇りを持って働けています。将来に備えて貯蓄制度も活用できるようになりました。

*補足:ルワンダでは貯蓄の文化が根付いていません。特に農村部では、人々が銀行口座を持つことも難しく、必要な分だけ稼ぎ、あとは自給自足で生活するというのが一般的です。

TUKは地域のコミュニティにどんな影響を与えていますか?

TUKの活動によって、ウォッシングステーションの近くに住む人々がそこで働き、収入を得られるようになりました。さらに、TUKは学校の建設を支援したり、政府のプログラムにも積極的に参加しています。

また、TUKは農家からコーヒーチェリーを買い取ることで生計を支え、セカンドペイメント(プレミアム価格による還元)を提供することで、農家の生活をより安定させ、明るい未来へとつなげています。

TUKとどのような未来を歩んでいきたいと思っていますか?

コーヒー産業において、私たち一人ひとりがプロフェッショナルな女性になることで、家計を支え、そして将来を担う若い人たちを巻き込みながら持続可能な未来を築いていきたいと思っています。

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Event Highlights

国際女性デー当日の3月8日に東京ロースタリーで開催されたRwanda Women’s Coffee TUKのローンチイベントには、パートナーカフェやカフェのカスタマーなど、約30名が参加しました。

実際にルワンダに足を運び、TUKを訪問したことのある海ノ向こうコーヒーの宮﨑さんのプレゼンテーションを通じて、ルワンダの歴史や文化、そしてコーヒーを生産する女性たちが歩んできた道のりについて深く理解することができました。

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